美容業界にいて感じるのは、つくづく美容師という職業は魅力の商売であるということ。
良い技術者であるよりも、魅力的な美容師であることが重視されるように感じます。
スタッフ一人ひとりがどう魅力を作るかは、カウチーモでも大きなテーマです。
常に人間的魅力を高めるような人材育成、サロンワークを目指しています。
とはいえ、“人間的魅力”とは感じるものであり、数値化ができるものでもありません。
「この人素敵だな」と好きになったり、「この人にカットしてもらいたい」と憧れたり…、そんな人間的魅力を感じる人になるには、一体、どうすればよいのでしょうか。
私が大切だと思うのは、どれがだけ自分が凄いなと思える人と一緒にいれるかということ。
魅力的と思える人と一緒にいることで、良い影響を受けて自分の魅力も変わっていきます。
会社やお店に置き換えみると、まず代表や幹部社員さんが魅力的でないといけません。
それならスタッフも付いていくし、美容師さんが魅力的ならお客様も継続して来店されるはずです。
“魅力”とは一言で言い表すことができない難しいものではありますが、何かを学んで、昨日とは違う自分になろうとしている人はやっぱり魅力的なものです。
「自分はカットがうまい」と自信を持つのも大切ですが、良い美容師を目指すのであれば、人から魅力的と思われるための時間も作らないといけません。
これはよく聞く話ですが、今の自分は今まで見たものや食べたもの、触ったもの、いわゆる五感で体験してきたものから成り立っているということ。
仕事の成長を考えると、少し背伸びをしてでもやっぱり美味しいものを食べて、美しいものを見て、自分より凄い思う人と話して何かしらの情報や感じることをインプットすることが大事なのです。
実際、カウチーモでは外部の研修にいったり、こういう話きいていきた、こんな本を読んだ、など良かった情報は社員同士でシェアをしています。
研修と聞くと、億劫に思う人もいるかもしれませんが、憧れの先輩が行ってきてよかったという声を実際に聞くと、自主的に「私も行ってみたい」という声が自然と挙がります。
学べる場を提供することは、会社としてもサポートを惜しみません。
常に魅力的な先輩や同僚がいる。会社自体がそういう場になれば、スタッフ一人ひとりがちょっとずつ理想に近づいていけるのではないでしょうか。